地域と取組む探究プログラム
Society5.0(デジタル)、DX、パーパスブランディング、ステークホルダー資本主義と続く中、VUCA時代に活躍できるDX×SX人材育成を推進し、SDGsの実現に寄与する実践的カリキュラム、それが「地域と取組む探究プログラム」です。
Human abundanceは「境界を超えたからこそ獲得できる新しい情報、知識、視点アクセスする」教育を提供し、「思考と経験」「システム思考とデザイン思考」「発想と仮説検証」をプログラムに組み込むことによって、個々の能力開発を促進します。
地域との連携によるリアリティのある経験に教育の場の体験価値を高めます。
企業の収益力の持続・発展と、社会の持続可能性を経営に取り込むことができるDX×SX人材の育成を実践するカリキュラムです。
越境経験によるDX×SX人材育成
本プログラムは、DX×SX人材育成を育むためのプログラムです。SX×DX人材とは、企業の持続・収益力強化を実現すること、そして、社会改題を経営に取り込むことができる人材です。これは、令和4年5月に経済産業省から公表されました「未来人材ビジョン」における探究力の向上に最適なプログラムです。
プログラムは、STEP1~STEP6によって構成されており、STEPを単独で選択いただくことや、組み合わせて選択いただく、または、本プログラム全体を選択いただくことなど、企業の取組み課題に応じて受講いただくことができます。このプログラムは、SDGsコンパスを軸に、佐藤真久教授(東京都市大学)が提唱されているWW型問題解決モデルのフレームワークを取り入れ、Experience(経験)を通したTransformation(変容)を生み出すプログラムです。
【プログラム全体像】
プログラムの設計概念
越境経験学習~競合をリードする新しい教育刺激
Human abundanceの教育カリキュラムは「境界を超えたからこそ獲得できる新しい情報、知識、視点アクセスすること」を提供しています。
【越境経験の全体像】
これまでの日本企業の社員教育は、OJT、Off-JTで実施をしてきた①管理職やゼネラリストの育成、②専門別能力形成、③課題別能力が中心でした。
競合他社をリードするため、研修のパラダイムシフトの教育施策が「越境的経験学習」です。
【越境経験学習の範囲】
これまでの研修の枠外にある教育機会によって、実践的で「ビジネスの種」を見出す教育機会を実施しています。
経験と論理、学びと協働を一体とする経験学習プロセス
①具体的な経験(Concrete experience)、②省察(Reflection observation)、③抽象概念化(abstract conceptualization)、④積極的な実践(Active experimentation)、という経験学習を循環させ進めます。学習は知識を得るだけなく、多様な学習スタイルを組み込むことによって、状況の理解(認知)と実際の活動が連動することによって、参加者のお互いの学びを深め合い、改善を進めるように運営していきます。
人的資本×社会関係資本の向上
本探究プログラムは、人的資本と社会関係資本の掛け合わせによる資本の好循環サイクルを生み出すものです。
多くの地域の連動しながらのプログラムであり、地域との持続的な繋がりを大切にしています。
よって、企業には社会との対話による実体験を伴った社会課題の認知に繋がり、その課題に対する圧倒的な当事者意識(内発的動機づけ)の向上に繋がります。
また、企業の皆さんと共創の場を共有する地域の皆さんは、異なるメンタルモデルとの繋がりによる協働的な学びから、地域の持続可能性を高める実践的な活動に繋がります。
プログラムの3つの特徴
【Point1】SDGsの専門家 佐藤真久教授サポートによる体系化されたプログラム
グローバルで活躍し、日本の多くの地域でSDGsの取組みを実践されている佐藤真久教授(東京都市大学)によるサポートのもと、高いレベルでDX×SX人材を育成するログラムになっています。プログラムの基本設計に、佐藤真久教授が提唱する「WW型問題解決モデル」を踏襲し、Human abundanceが長年実践してきたプログラムをブラッシュアップした「越境経験による探究プログラム」になっています。
実際に佐藤真久教授による講義や、アドバイスによって、DX×SX人材育成はもとより、企業としてのSDGsの取組みへのサポート体制が整っています。
佐藤 真久 教授
東京都市大学大学院 環境情報学研究科 教授
研究分野:組織論、学習・教育論、順応的協働ガバナス、ESD
筑波大学第二学群生物学類卒業、同大学院修士課程環境科学研究科終了。英国国立サルフォード大学にてPh.D.取得(2002年)。地球環境戦略研究機関(IGES)の第一・二期戦略研究プロジェクト研究員、ユネスコ・アジア文化センター(ACCU)の国際教育協力シニア・プログラム・スペシャリストを経て現職。現在、UNESCO Chair(責任ある生活とライフスタイル)国際理事会理事、文部科学省・ユネスコ未来共創プラットフォーム事業座長などを務める。
その他、以下を歴任、
- アジア太平洋地域DESD国連組織間諮問委員会テクニカル・オフィサー
- 国連大学サステイナビリティ高等研究所客員教授
- UNESCO ESDグローバルアクションプログラム(PN1:政策)共同議長
- 環境省SDGsを活用した社会問題・環境問題同時解決支援事業委員長
- 「国連・ESDの10年」ジャパンレポート有識者委員会座長、ESD円卓会議委員
- IGESシニア・フェロー
- JICA技術専門員(環境教育)/JICA教師海外研修(SDGs)学術アドバイザー
- ESDコーディネーター(文部科学省事業)
- NPO法人(社会起業家のためのインキュベーション・プラットフォーム)理事、ほか
著書は、『探究×SDGs』(朝日新聞)
『SDGsの基礎』(事業構想大学院大学)、『SDGsの実践-自治体編』(事業構想大学院大学)
、『SDGs時代のパートナーシップ』(学文社)、『未来の授業-SDGs探究BOOK』(宣伝会議、監修)、『未来の授業-SDGsライフキャリアBOOK』(宣伝会議、監修)、『SDGsとまちづくり』(学文社)、『探究×SDGs』(朝日新聞)、『SDGsと環境教育』(学文社)、『ソーシャル・プロジェクトを成功に導く12ステップ』(みくに出版)
、『SDGs人材からソーシャル・プロジェクトの担い手へ』(みくに出版)
ほか多数、SDGs時代のESDと社会的レジリエンス研究叢書(筑波書房)主宰
佐藤真久教授の「問題の構造を見抜くシステム思考」
【Point2】 全国の地域と取り組むリアルな越境経験による探究プログラム
全国行政組織、20県800組織と連携したプログラムを提供できるのが、Human abundanceの探求プログラムの醍醐味です。
社会課題は、地域によってさまざまです。
企業の課題認識によって、適切な地域をアサインできることが、企業の求める人材育成を実現できます。また、地域側にとっては、地域の問題に対して企業の知識や技術をもった人材と交流することによって、地域のサステナブルを実現する人材育成に繋がり、企業と地域、それぞれにメリットのあるプログラムになっています。
連携地域(例)
地域 | 受入れ組織 | テーマ | 登場者 | |
A地域 | 協議会 | 経済 | ・一次産業(農業、漁業) | ・環境科学学芸員・行政・地域住民・事業者 |
環境 | ・環境サイクル(里山保全)・生物多様性(気候変動) | |||
社会 | ・少子高齢化 等 | |||
B地域 | 地域DMO | 経済 | ・一次産業(世界農業遺産) | ・DMO実務者・行政・地域住民・事業者・高校生 |
環境 | ・傾斜地農法 | |||
社会 | ・インフラ(山間部での暮らし) ・社会課題(少子高齢化 等) | |||
C地域 | 漁協 | 経済 | ・一次産業(特に水産業にフォーカス) | ・水産業経営者・行政 |
環境 | ・生物多様性(気候変動)・海洋エネルギー | |||
社会 | ・地方都市の発展 | |||
D地域 | 一般社団法人 | 経済 | ・震災復興(労働力 等) | ・市長・行政・地域住民・事業者 |
環境 | ・海洋エネルギー・原発 | |||
社会 | ・福祉社会(パラリンピック)・社会課題(少子高齢化 等) | |||
E地域 | 市役所 | 経済 | ・観光地域離島振興 | ・行政・地域住民・事業者 |
環境 | ・島嶼海洋環境保護 | |||
社会 | ・文化財保全活用 | |||
F地域 | 地域振興部 | ・社会課題(海洋プラスティック)・エネルギー(浮体式海洋エネルギー)・離島教育 | ・海洋エネルギー研究員・行政 | |
G地域 | 商工観光課 | ・一次産業(漁業、農業、酪農) | ・行政・地域住民・事業者 | |
H地域 | 観光協会 | ・一次産業(漁業、農業、酪農) ・マイクロプラスチック | ・行政・地域住民・事業者 |
【Point3】経験豊かな講師陣をテーマに応じてアサイン
他の研修会社では学ぶことができない、グローバルで行わているデザイン思考やシステム思考を学ぶことができるプロフェッショナルな講師陣です。
都市開発の専門家
山崎 満広(やまざき みつひろ)
MITSU YAMAZAKI LLC (合同会社 山﨑満広)代表
つくば市まちづくりアドバイザー 横浜国立大学 客員教授世界銀行シニア・コンサルタント
1975年東京生まれ。95年に渡米。サザンミシシッピ大学にて学士と修士号を取得。専攻は国際関係学と経済開発。卒業後、建設会社やコンサルティング会社、経済開発機関等へ勤務し、2012年よりポートランド市開発局にてビジネス・産業開発マネージャー、国際事業開発オフィサー歴任。
ポートランド都市圏企業の輸出開発支援と米国内外からポートランドへの投資・企業誘致を主に担当。2017年に独立、ポートランドでMITSUYAMAZAKI LLCを設立し、 地域経済開発、国際事業戦略、イノベーション・コンサルタントとして日米を中心に多くのプロジェクトを手がける。2019年に帰国。
MITSU YAMAZAKI LLC(国内法人)を設立。また、米国のデザインコンサルティング会社Ziba Design国際戦略ディレクター、つくば市まちづくりアドバイザー、自然電力株式会社顧問アドバイザー、大鏡建設顧問、神戸市港湾局・神戸ウォータフロント開発機構アドバイザー、ポートランド州立大学シニアフェロー、慶應大学SFC上席研究員、横浜国立大学 客員教授等を兼任。
著書に第7回不動産協会賞を受賞した『ポートランド-世界で一番住みたい街をつくる』(学芸出版社)、『ポートランド・メイカーズ クリエイティブコミュニティのつくり方 』(学芸出版社)がある。
▮出版書籍
環境の専門家
関 健志(せき たけし)
公益財団法人日本生態系協会 専務理事
財団法人日本鳥類保護連盟研究員としてキングマヘンドラ自然保護財団(ネパール)に2年間派遣。同主任研究員として主に野生鳥類、哺乳類の調査研究に従事したのち、91年サウジアラビア野生生物救護センターに派遣。92年より公益財団法人日本生態系協会事務局長、2019年より専務理事。持続可能な社会の形成に関するさまざまな業務に従事している。
略歴
- 財団法人日本鳥類保護連盟 研究員
- ネパール キングマヘンドラ自然保護財団に派遣(2年間)
- 財団法人日本鳥類保護連盟 主任研究員
- サウジアラビア 野生生物救護センターに派遣
- 日本生態系保護協会 事務局長
- 上記財団法人化に従い 財団法人日本生態系協会 事務局長
- 社団法人日本ナショナル・トラスト協会 事務局長
- 公益財団法人日本生態系協会 専務理事
社会、環境、経済、文化、SDGs、ESG、取組みを実践されている講師をクライアントのテーマに応じてアサインしています。
詳細資料のダウンロード
選択式のスケジュール
スケジュールは、3か月~1年に及ぶプロジェクト型の研修(フルパッケージ)から短時間でのセミナーと、企業の皆様のご要望に合わせて、選択可能です。
テーマ | スケジュールイメージ | ワーク | 備考 | |
STEP1~4 | 解決策実行の過程 | 3か月~1年(目安) | Training(研修) Tools(因果ループ図) | 「地域と共に取組む探究プログラム」フルバージョンを選択いただいたケース |
STEP1~3 (推奨) | 解決策提案の過程 | 1日研修、 2~3日かけての研修 3か月~6か月 | Fieldwork Training(研修) Tools(31の社会課題関連付け) | 社会課題の認識及び、解決策の設定を実施のケース |
STEP1~2 | 課題発見の過程 | 半日~1日研修 2~3日かけての研修 *1週間程度のケースもあります | Fieldwork Training(研修) | 課題に基づく、現地調査・課題検証を実施のケース |
STEP1 | 魅力発見の過程 | 3時間(講演、セミナー、フォーラム) 半日の研修 1日の研修 | Fieldwork Training(研修) Workshop(講演、セミナー、フォーラム) | 新しい情報、知識、視点に基づく発想を実施のケース |
実績企業の紹介
各組織の取り組むテーマに応じて、実施地域、実施期間をすり合わせ、最適なプログラムを実施します。
組織名 | テーマ | スケジュール | |
STEP1~4 | NECネッツエスアイ株式会社 | 人的資本・社会関係資本の強化に向けた サステナビリティ人材開発 | 7か月間 |
ヤフー株式会社八戸センター | 「地域貢献×人財育成」をテーマにした越境経験による人材開発プログラム | 7か月間 | |
フード連合 | 食の未来を考える | 3日 | |
STEP1~3(推奨) | 八戸みなと漁協協同組合 | 職場改革プロジェクト | 1年間 |
STEP1~2 | サントリー労働組合 | 五感塾 「人間力」の向上 【お客様の声】地域と共に取組む探究プログラム_越境経験によるDX×SX人材育成_サントリー食品インターナショナル労働組合様 | 3日 |
サッポロビール労働組合 | 新潟五感塾 地域社会との交流を通じた成長 地域と取組む探究プログラム_越境経験によるDX×SX人材開発_サッポロビール労働組合様 | 3日 | |
フード連合(水産冷凍食部会) | 食の未来を考える | 2日間 | |
STEP1 | 野村総合研究所株式会社 | 世界農業遺産の地「にし阿波」で学ぶ持続可能なまちづくり NRIによる多様化時代の新しい人材育成プログラム | オンライン研修 |
全国漁業協同組合連合会 | サステイナブルな地域経済と環境 | ハイブリッド研修(オフライン+オンライン研修) |
その他、多数
参加者の声
ヤフー株式会社八戸センター
元ヤフー株式会社八戸センターエリアPD部八戸PD室長 兼 センター戦略リーダー 水梨しのぶ氏
記事はこちら https://bs-story.co.jp/topics/action-learning/interview1
THE SUNTORY UN!ON
サントリー食品インターナショナル労働組合 書記長 川本さん
記事はこちら https://bs-story.co.jp/topics/topics/voice2
サッポロビール労働組合
サッポロビール労働組合 金森様
記事はこちら https://bs-story.co.jp/topics/topics/voice3
その他の実績
キリン労働組合
記事はこちら 繋がる自然と人と社会(in 八幡平 キリン労働組合)越境探究プログラム | Business Success Story (bs-story.co.jp)
フード連合
訪問地域のご紹介
一部の地域の情報を掲載しております。順次地域情報の更新をしております。
テーマや移動時間、又、企業がゆかりの地など、ご相談に応じてご提案申し上げます。