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砂浜そのものを美術館にする選択をした町
#ビーチコーミング #人と自然のつきあい方を考える #美しい砂浜を美術館とみたてる発想力

場所について

ここ、高知県黒潮町は、長さ4キロメートルの砂浜そのものが作り出す「作品」を展示する砂浜美術館を中心とした、海と共存する暮らしを体験できる場所です。
海に出れば「ニタリクジラ」と直接出会うことができ、潮風を受ける美しい「松原」、砂浜に沿って広がる「らっきょうの花畑」、浜辺に流れ着く「漂流物」。様々な自然環境と関りを持った人々の暮らしの知恵が集まるエリアです。古くから伝わる先人たちの生活の知恵をもとに、近くには、海水から風と太陽の力だけでお塩を作る工房があり、お米と麦から昔ながらの製法で米飴を作るお年寄りがいます。自然や地域の文脈と真摯に向き合う立ち居振る舞いには学びが多く、手間暇をかけた丁寧な手仕事の数々は、人にも自然にもやさしい共存方法がたくさん存在しています。

砂浜を美術館にした、私たちの選択

今から30年以上も前のこと、砂浜を活用するために、リゾートホテルを建てて……といった意見もあったのです。でも私たちは、頭の中で、美術館を建てることを選びました。人も、クジラも、ウミガメも、小鳥も、みんなが気持ちよく暮らせる場所。砂浜美術館は、人と自然が楽しく共存できる美術館なのです。 砂浜美術館の考え方や取り組みなど、ご要望にあわせて詳しくご説明します。

海の漂流物を知る・全国最大の津波想定地域黒潮町の防災

海にはさまざまな漂流物が流れ着きます。ひとたび嵐が来れば、大きな冷蔵庫や流木が 漂着することも……。環境問題を考えさせられる場面もあります。一緒に砂浜に出てどのような漂流物が海から届くのか、収拾にいきましょう。 また、黒潮町は全国で最大の津波想定地域とされています。暮らしの大いなる恵みを与えてくれる海は時に大きな災いをもたらします。自然の2面性を理解し、自然と戦うのではなく共存していく大切さを認識し、「自分の命は自分で守る」ことの大切さを学習することもできます。

抱えている課題

出典:社会課題解決中マップ(https://www.etic.or.jp/
 
 

ニタリクジラと出会い、海の環境を考える。


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