【SDGsコラム(Z世代の視点)】 お洋服も循環させるもの。デンマークのエコなファッション事情をご紹介

 

Hej! Human abundance インターン生のみさです。私が 5 ヶ月間留学をしていたデンマークは、先進的な取り組みやユニークなアイデアの宝庫。そんなデンマークで私が発見した、SDGs やエシカルに関する情報をシェアしていきます!

 

【服は自分でも作るし、友達と交換もする!】

 

今回はデンマークの若者のファッション事情についてご紹介。デンマークのファッションについて、みなさんは何をイメージしますか?

例えば、ブランドデンマーク発のブランド「GANNI」は、デザインだけではなくサステナブルな取り組みが注目され、日本でも認知度が高まりつつあります。

また、友達に「いつも服をどこで買っているの?」と聞くと、「セカンドハンドショップで古着を買うことが多いよ」という答えが特に多かったです。

コペンハーゲンの街中にはセカンドハンドショップが多くあり、私も友達がおすすめしてくれたセカンドハンドショップを Google Map にピン留めしています。

 

 

前回の記事「デンマークの若者がどハマり中!その正体は環境にも自分にも優しい〇〇〇でした」でもお伝えしたように編み物にハマっている若者も多く、自分でセーターやマフラーを編んでいる子も多くいました。

この 2 人はボーイフレンドや家族へのクリスマスプレゼントにセーターを編んでいて、それが完成した際に撮影した写真です。

私も編み物に挑戦した経験から、既製品の何倍も愛着が湧き、モノを大切にするマインドが身につくことを実感しました。

 

 

友達と洋服を交換し合うことも少なくないそう。自分が飽きてきたデザインでも、相手にとっては新しいお洋服。

お互いに新鮮な気持ちでファッションを楽しむことができます。

学校のセメスターが終わるタイミングでは私以外にも洋服を譲りたいという子もいたので、「好きにとっていっていいよ!」テーブルを設置しました。

みんな興味津々で手に取って試着してくれて、見ているこっちが嬉しかったです。

 

【いつものファッションはこんな感じ】

 

私の友達の日常ファッションをちょっぴりお見せします!

これは 9 月に撮影した写真。

この時はまだ暖かかったのでみんな夏服を着ています。

ロゴ入りの服を着ている子は少なく、柄物や無地のトップスが大半でした。

着回しや重ね着がしやすいものが多い印象です。

私のルーミーはアクセサリーにこだわっていて、毎朝大きなイヤリングを選んでいる姿がとても可愛かったです。

 

 

こちらは肌寒くなってきた頃に撮影した写真。

秋冬には、首に巻いたり頭に巻いたりと、ストールを使用する子が多くいました。

同じ服でもストールが違うだけで印象が変わるので、同じ洋服を着回すコツの一つなのかもしれません。

左の子が来ているセーターは、ホッキョクギツネのマークから、スウェーデンの有名アウトドアブランド「FJALLRAVEN」のものだと分かります。

 

【赤十字もファッションを支えている】

 

デンマークには、赤十字が運営するセカンドハンドショップが点在しています。

コペンハーゲンだけではなく田舎の地方にも店舗があり、私も自分の学校から歩いてよく通っていました。

物価が高いデンマークですが、セカンドハンドショップは非常に安価で洋服を購入することができるので助かりました。

洋服以外にも店舗によっては、食器やおもちゃなども取り揃えていました。

 

 

こちらは、赤十字が運営する「Tøjcontainere」という古着の回収ボックスです。

街中に日本でいう自動販売機のように設置されており、Web サイト(https://www.rodekors.dk/genbrug/genbrugsbutikker/toejcontainer )で設置場所を確認することができます。

寄付された服はリサイクルされ、その収益は困難な状況にある海外の人々の支援に使われます。

外出のついでに気軽に寄付することができるので、とても便利なシステムだと感じました。

 

【ファッションを気持ちよく楽しみたいから】

 

前述のようにセメスターが終わる前には友達に洋服を譲りましたが、日本帰国のタイミングでは最終週に着ていた洋服を赤十字のリサイクルボックスへ寄付しました。

日本に帰国した今も、いらなくなった洋服はフリマアプリに出品することや、セカンドハンドショップで洋服を買うことを心がけています。

ファッションをこれからも楽しみ続けたいからこそ、完璧じゃなくても少しずつ消費行動を変えていければいいと思っています。

 

担当:みさ