【SDGsコラム(Z世代の視点)】幸せに生きるための家族のあり方って?デンマークの子育て・パートナーシップ事情

Hej! Human abundance でZ 世代ライターをしているみさです。私が留学をしていたデンマークは、先進的な取り組みやユニークなアイデアの宝庫。そんなデンマークで私が発見した、SDGs やエシカルに関する情報をシェアしていきます!今回は、SDGs の「5 ジェンダー平等を実現しよう」や「8 働きがいも経済成長も」に関わる、デンマークの多様な家族のあり方や子育て事情についてご紹介します。

 

パパの育休取得も当たり前

 

デンマークではパパも積極的に子育てをします。街を歩いていると、子どもを自転車のカゴに乗せて走るパパをよく見かけます。こちらの写真は、私が通っていた学校で撮影したものです。朝会で毎日みんなで歌を歌っていたのですが、週に何度かこちらの男性がボランティアのピアニストとして来てくださっていました。いつもお子さんを連れてきていて、パパがピアノを弾いている間は周りの大人が、代わりばんこでお子さんをあやすのを楽しんでいました。

彼に話を聞いたところ、「今育休をとっている真っ最中なんだ」と笑顔で語っていました。デンマークでは、男性が育休を取得することは極めて当たり前で、先日その期間も延長されたばかり。また仕事をしていても夕方ごろに帰宅して、夜ご飯を家族と一緒に食べる生活も主流です。家族との時間を大切にするデンマーク人の価値観が働き方にも反映されています。

 

結婚の自由をすべての人に

実は世界で初めて事実上の同性婚を認めた国が、デンマークです。1989 年に同性カップルのパートナーシップ制度が成立し、2012 年には法的に同性婚が可能となりました。デンマークで生活していると、LGBTQ+という言葉で改まって語ることに違和感を覚えるほど、シスジェンダー・ヘテロセクシュアル以外の恋愛の話もよくします。私の周りには、男性同士で結婚をした先生やゲイやレズビアンの友達もたくさんいます。

写真は、コペンハーゲンプライドウィーク期間中のコペンハーゲンで撮影したものです。イベントは毎年8 月に市庁舎前広場で行われていて、期間中は街中のお店がレインボーで埋め尽くされます。昨年私が訪れた際にはあいにくの雨だったのですが、今年は天気も良く、太陽の下でビールを飲み音楽ライブを楽しむ人々の姿を見ることができました。

 

何にも囚われない家族のカタチ

さて「2 人は結婚して一生幸せに暮らしましたとさ…」という言葉が似合いそうなデンマークですが、実は離婚率が世界トップレベルに高く、2 組に1 組が離婚すると言っても過言ではないほど。私にとってデンマークでお父さんのような存在の60 代の方がいるのですが、先日その方のコペンハーゲンのお家を半年ぶりに訪れたところ、「そういえばパートナーとは離婚したんだ!」とおっしゃっていました。私は、パートナーの方ともInstagram でたまに連絡を取っていたので、今回一緒に会えないことが分かり少しショックでしたが、離婚の事実自体には正直びっくりしませんでした。デンマーク人の友達から親の離婚・再婚した話をよく聞いていたため、離婚の話に驚かなくなったようです。笑 それぞれが心地いいと思える、家族との向き合い方を追求することが、幸せの秘訣なのかもしれません。

 

担当:みさ